サラリーマンの方は副業としてバイナリーオプションをしている方多いと思います。そして1年間(1月〜12月)の内に以下に当てはまる方は翌年に確定申告をする必要があります。
※国内業者だと損失を繰り越しができます。
その中でも海外業者と国内業者では、税金の仕組みが違うので細く見ていきましょう。
国内業者で利益が20万以上の場合
国内業者で20万円以上の利益を出すと
という区分に当てはまります。申告分離課税についてはSMBC証券が理解しやすいです。
税率は1律で20.315%に決まっており、どんなに国内のバイナリーオプションで稼ごうが税率は変化がありません。
イメージしやすいように一体いくらになるのか以下の例を見ていきましょう。
- サラリーマンA
- 年収500万
- バイナリーオプションの利益150万円
申告分離課税で年収とは一緒になりませんので、約30万円の税金が必要となります。
また国内業者は3年間損失を繰り越しができます。
繰り越しというのは例の以下を参考にしてください。
- 2019年は100万のマイナス
- 2020年は50万のプラス(差額マイナス50万)
- 2021年100万のプラス(差額プラス50万)
差額の50万円に税金が掛ってくるという事です。
海外業者で利益が20万円以上の場合
海外バイナリーオプション業者で20万円以上の利益を出すと
という区分になります。総合課税は種類が多いのでサラリーマンで海外業者を使っていると雑所得になるって事を覚えておきましょう。
もっと詳しく総合課税の事を知りたいならはじめてコレクションさんのサイトが分かりやすいですよ。
総合課税は国内のように税金率は1律ではなく、約10種類の所得を合わせた合計額と控除額を引いた金額に税金が適応されます。
例を見ましょう。
- サラリーマンA
- 年収500万円
- バイナリーオプションの利益150万円
約87万円という事が分かりましたが、(×20%ー42万7500)はどこから出てきたかというと、以下の内容から税率と控除額を出しています。
国税庁が出している総合課税における所得ならびに税率と控除額です。
課税される所得金額 | 控除額 | 税率 |
195万円以下 | 0円 | 5% |
195万円〜330万円未満 | 97,500円 | 10% |
330万円〜695万円未満 | 427,500円 | 20% |
695万円〜900万円未満 | 636,000円 | 23% |
900万円〜1800万円未満 | 1,536,000円 | 33% |
1800万円〜 | 2,796,000円 | 40% |
背景が水色のところが今回の例に当てはまる部分で日本語に変える以下のようになります。
年収が2000万超えの場合
年収2000万円を超えるサラリーマンの方は金融系の方か不動産系の方が多いのではないでしょうか?
羨ましい限りですがもし年収2000万円を超える方がいるなら、バイナリーオプションで利益を出すと税金対象者となります。
利益が20万円以上じゃなくても支払い義務が生じる事は覚えておきましょう。
以上がサラリーマンにおける税金についてになります。
どのくらい税金がいるのか把握しておきましょう。